闘会議2019感想文


センパイキャノンをマクハリで直浴びしてきた備忘録です。とりあえずこのアーカイブ動画をみてくれ。

ボジョレヌーボーのコピペじゃないですが、イカのライブは開催するたびに前回の期待を簡単に超えて、最高にイカしたライブが味わえるものだから
毎回会場に行くのが病みつき状態です。
そして今回のテンタライブは、まさにイカ2集大成といっても過言ではない素晴らしいライブでした。

テンタクルズの前にInkaming!,Chip Damage,エントロピカルとまあ出だしから泣きましたよね。
イカBGMバンドは1と2通してWet Floorが一番大好きなんですが
2年前のSwitch体験会、Wet Floor Shibuyaのライブと同じ体験ができるとは思えませんでした。
動画では音声カットされてますが、スプラットゥーン!と会場みんなで叫んでました。もちろん自分も叫んだ。
Wet Floor ShibuyaもSwitch体験会も現在公式での動画などの配信はされていないわけですし、
Wet Floor Shibuyaなんで配信してくれんかった・・・あのすばらしい演奏をもう一度追体験してぇ…と常々思っていたので
今回アーカイブされるという点でも、シオカラテンタ以外の曲を演奏してくださったのは喜ばしい限りです。
このInkaming!,Chip Damage,エントロピカルというアプデや甲子園のテーマという曲選も、Splatoon2というゲームが発売されてからの時間の追体験となっているのがすごい!
正直なところ、自分は古い人間だし、イカ以外のゲームもやっているのもあるんで、イカの流行サイクル(アップデート)は早すぎて時々戸惑うこともあります。
いまさらヒーローモードのシオカラーズ百合漫画かいてるのも、周りと比べて割と遅いなあと思っていたり…まだ発売から2年経ってないのにね。
ネットゲームだし、だからこそ流れの速いトゥイッターと相性がいいゲームだとも思うのですが。
だからこそこの 3曲の濃密さ加減は、個人的にまるで走馬灯のようにも思えてしまいました。

そしてテンタクルズの登場やパフォーマンス、演奏もまたすばらしいものでした。
バンド演奏している人たちを紹介したり、途中のインクカラー変え、衣装がえの魅せ方といい、
(下からあがってきてニンゲンの元へ来るという行為、まるでオクトのストーリーじゃないですかこれ…考えすぎか)
オクト宣伝でもあった2018超会議のハイカライブからさらにものすごいことに。
ライブ前こんなことほざいていたんですが

まさにイイダとヒメセンパイが先導してくれました。みんなで声の限り叫んだ・・・気持ちが良かった…
この、みんないっしょにうたいましょう!はWet Floor Shibuya Liveから前回のハイカライブなどの続投演出なんですけども
ハイカライブでは観客への誘導は
アオリちゃんやホタルちゃんがやっていたことも考えると
オクトを終えてようやくシオカラーズからテンタクルズにバトンを渡しきった感があり、
とても感慨深いものがあります。
(勘違いされたくないので明記しますが、シオカラーズがいらないというわけじゃないです。念のため。
むしろイカは、シリーズごとに容赦なくキャラリセットされるのが慣例の任天堂ゲームにしては、比較的キャラクターを大事にしている部類のゲームなのでありがたいと思っています。
イカ2でも、例えば1では人気なかったであろうエチゼン君の描写切捨てがいい例ですね…)
そこも踏まえて、テンタクルズの実在度がよりいっそう増したよな~~としんみり。
そしてオクトを終えたテンタクルズの二人は、ハイカライブのときと比べてよりいっそう仲が良くなったんだな…とひしひしと感じました。
ライブ中に目を合わせる回数も増えたし、ハイタッチしたり拳合わせたり、ヒメセンパイがイイダと出会ったときのことを思い出して、イイダがうれし泣きしちゃったり
歌っている間も二人で歌っていることが二人ともすごく楽しそうで、なんだか本当の意味で信頼しあうコンビになったという感じ!

フレンド・フロム・ファラウェイを歌った後、ヒメのこの「出会った時を思い出す」ってのも大変キますね…
この曲自体は地上であるイカの世界に来たハチを迎えるために作ったものなんでしょうけど
イイダもハチと同じくらい苦労して遠くからヒメの元へ来てくれたんだってヒメは改めて考えてるって事じゃないです?
ハイカライブのときはヒメ一人でポーズして最後に去っていった
=自分が一番!という気高い孤高さがありましたが
今回二人で拳合わせて去っていったというのは、ヒメがイイダは自分と同じ立場だと認識するようになったんだろうなあって考えて
ほんと泣いちゃいますよ
オクトの登場人物はみんな「孤独」だとスタッフインタビューで回答されていましたが
コンビを組んでるイイダもヒメもそれは例外ではなかったわけで…
イイダはオクト配信後のフェスイラストで、今までヘッドホンで隠してた「イカとは違う」漏斗耳を出すようになったりして
自分がイカの世界にいるタコだって事を隠さなくなった描写がさりげなくされてきたわけですが
ヒメだって2階に引きこもって、頂点にいるからひとりなんだだと自分に言い聞かせて、歌いたい歌も存分に歌いきれずにリリック作ってたんですよ
そこで初めて自分を100%肯定して引き出してくれる相方に出会ってテンタクルズがケミストリーしたわけですよ
その相方が自分と同じイカの世界で1人タコとして打ち明けられず孤独だったって知ったら、
ヒメだって自分と同じような立場だったのかと相方への気持ちを改めますよ
そりゃ今までもらった最高のプレゼントはイイダって笑顔でインタビューで答えるでしょ
このライブの演出はヒメのオクトのアフターストーリーとして完璧すぎる…いやもうほんと何度でも泣いちゃうよ…
実際、フレンド・フロム・ファラウェイなんかゲームプレイ中では泣かなかったのに、今回のライブではぼたぼた泣いてしまった…
シオカラーズは初登場時から仲良しで、Splatoonというゲームの知名度と共に、トップアイドルとして登りつめていく様子を見る疑似体験ができましたが、
テンタクルズが仲良くなってお互いを理解しあう過程を見ることができたので、そこもまた、2のイカとタコの出会いを表しているんだな。

ぶっちゃけて言えばアクリル板に投影されたキャラクターと既存の歌声音声データにあわせて演奏しているだけなのに
なぜこんなにもあそこにテンタクルズが存在しているように錯覚して、パフォーマンスに心惹かれてしまうんだろうな…魔法だな…
サウンド担当の峰岸さんもインタビューで、「雑念」といいながらも、2の曲はライブで盛り上がるのを想像しながら作曲されたとおっしゃっていましたが、
だからこそ誘導がなくても、我々ニンゲンの観客どもはウルトラ・カラーパルスではヒメと一緒に歌いながら飛び跳ねて
ミッドナイト・ボルテージではイイダと一緒にみんなで「お~お~お~お~お~!」と歌ってしまうわけなんだよな…。
動画では音声カットされてますがものすごい合唱でしたよ現地では!

フライ・オクト・フライからフルスロットル・テンタクル(oct)はゲームのことを考えたら、
イカとタコという未来の生き物が我々ニンゲン共に引導を渡す曲なのですが
そんな曲で我々マクハリやネット上のニンゲン共がイイダの掛け声にあわせて共に歌い、
作中でニンゲンの遺産に止めを刺したセンパイキャノンを大喜びで浴びる・・・
ライブ前にシオカラ節でガチ盆踊りを舞っているわけですし、(冬なのに盆ですよ盆、死者を呼ぶイベントですよ)
この日は臨死体験に近いものがあったのではと思いました。メメント・モリというべきか。
ゲーム中のフィクションではなく、実際の体験としてもニンゲンはイカ達に負けて殺された感じがあります。

実際ライブ後、かトムやんとあまりのすごさに圧倒されて、まったく感想が吐き出せず
ようやく絞り出せた感想がかトムやんが発した
「生きるってめちゃくちゃ楽しいな」
の一言のみでした。
なんだろう、ライブ後はおそろしい虚脱感と多幸感に覆われていました。すごいね、イカのゲームは…


ライブの前に、会場には公式トゥイッターでのアナウンスにあったらくがきコーナーにお邪魔してきました。
タルタル総帥の左あたりです。
きの先生がいつの間にか研究員になってたのも驚きですが
かわいい絵柄でタコが消毒中だったり、イカがアタリメさんのようにクラゲに寄生されてたりですごいインパクトの絵でした。
きの先生の漫画、夏休みの宿題でそうめんの観察日記書くアオリちゃんがすきです。ふやけとるんよ。


あと絵馬コーナーもありましたのでかトムやんと合作してきました。左のピンクペンで描いたのがかトムやん、右の緑ペンで描いたのがちバです。
今見たら、緊張して私の日本語が相当ヤバイことになってるな!
『任天堂様とイカ研究員様「が」未来永劫繁栄しますように』と書いたつもりでした…これはひどい



井上さんと野上さんの絵馬も飾られていたのですが
野上さん来場者の健康を気遣うとか優しすぎない?忙しいのは世界中イカのイベントで飛び回ってる野上さんなわけですし、むしろこっちが気遣いたいですけお!
今回の甲子園の決勝戦でもまた泣いておられたし、なんて素敵な方なんでしょう
私が任天堂が好きなの、社員さん方のお人柄の良さによるところもあると思います。絵馬の願い事かなってくれ…日本語変だったけど…


おみくじもあったので引いてきましたが残念ながら凶でした。悲しい。
大吉はシオカラーズとテンタクルズだったみたいです。うーん~とても残念。日頃の行いが悪さがでたか

しかしながら、ペンライトもリングも買えて、ライブを堪能できて、とても素晴らしい日だったことには変わりないです。
あわよくばまたCDが出ないかな・・・もしくは超会議でもう一度やってくれないかなと欲深いことを考えてしまいます。
イカと任天堂様の未来よ幸あれ!

素敵な作品のご紹介

【2021年8月追記】
恐れ多いことに、こちらの感想文をご覧くださった洋芥子さんが、この記事をもとに素敵な漫画を描いてくださいました。
とてもエモくて素晴らしい漫画で、読んでいて感動しきりでした。是非とも併せてご覧ください。

過去のハイカライブ感想リンクもついでに



※ほんとは2018年の超会議にもいってるんですが、簡単な感想ツイートだけしかしてないのでここでは載せません

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