MOTHER MUSIC REVISITEDのCDでやばいやばい私の望みがかなってしまったと感激していたのですが⇒
まさかの2のライブ開催が嬉しすぎました。奇跡。ゲームでいうならDLC。
関連して慶一さんへのインタビューやらグッズやら展開されたのでHAPPYHAPPY!
今回のイベントはプロもレポート書いてるし、自分含めてSNSで感想はつづられているが、やはり自分なりに書き出さねばと思いここにつらつら残しておきます。
インタビュー
ムーンライダーズの音楽は、
勝手に流れてきたら不快だと思う人がいるだろう、
くらいの気持ちでつくってるからね。
でおほほhっほwwwってなってしまいました。そんな不快かもしれない音楽が…好きな人もいるんですよ…!
ただ、「みんなに受け入れやすい音楽とそうでない音楽があり、狙って作るかどうかの違いがある」という話ですからね。ライダーズの曲はそうではない側、というわけで。
ちょうどこの話が公開されたとき、ちいかわのパジャマパーティーズがヒット作以外ウケない…みたいな話を公開していて、個人的になんかシンクロしてしまいました。
— ちいかわ
アニメ火金 (@ngnchiikawa) May 27, 2024
— ちいかわ
アニメ火金 (@ngnchiikawa) May 29, 2024
ムーンライダーズの音楽は暗号で聴くには解読表が必要、と過去に発言されたこともあるそうですが、
その暗号を「わあ~素敵な模様~!」って言ってバカなりに雰囲気で感じて気に入っているリスナーもここにいるので!
なんならMOTHER MUSIC REVISITEDを子守歌にしたわが子、ムーンライダーズの曲も口ずさむように教育しましたからね!スペースエイジのバラッドはソラで歌えますからね!
長生きしてください。好きです…ムーンライダーズもMOTHERも!
グッズ
もちろんお高いほうのバックステージパスも買った。
MOTHER2ライブのバックステージパス届いた〜〜〜ん!
想像以上にデカかった!当日が楽しみ〜!
そして鈴木慶一さまのご健康を切に願う… pic.twitter.com/U2CwmYPK26— ちちバンド (@ChichibandoN64) June 7, 2024
名前も最後に流していただいた!
名前にかこつけて慶一さんとムーンライダーズへの愛をアピールしようとしたけど空白NG大文字縛りだし、よくわかんなくなってきたな…?ってなって普通に自分の名前を入れた
明日の夜が楽しみだ pic.twitter.com/hT8xPmRQ7K— ちちバンド (@ChichibandoN64) June 21, 2024
そしてみてくださいこのギターピック、私はギターを弾けないのに(というか演奏できる楽器が皆無)買いました。
MOTHER2と鈴木慶一さんを絡ませた概念としてのグッズとしてゲットです。貴重。あと他にあるのは、ほぼ日とコラボしたTOKYO7の特設サイトくらいじゃないか…?
ほんでもって、デザインがサマーズの船酔い船長なのやばすぎる…だってこれさああ!つまりこれでしょ!?!?!ヘイト船長!!!!!!
ソロアルバム以外にも、慶一さんはご自身の曲でよくご自分を船員さんに例えていらっしゃるし
MOTHERの曲も流したムジカ・ピッコリーノのリヒャルト船長もそうだし!
グッズと音楽の融合だよ。。。
ちなみに個人的には慶一さんご本人の外観は どっちかちゅうとフォーサイドのモノトリーさんに似てると思っています。(そんなこと言ったら一番似ているのは1万円札になった渋沢栄一だな…)
ライブ全体について
ファン目線ではなく、創作者目線で開催されたのが一番よかった。ノックアウトされた。 創造の源泉に触れた奇跡のライブ。
MOTHERシリーズの音楽は、その独特な魅力で世界中のファンを魅了してきたわけです。プロアマ問わず演奏されていて。いっぱい二次創作もされていて。
昨今主流となった、多くのゲームミュージックライブやコンサートって、聴いているお客さんが、自分がゲームを遊んだ時の思い出をシンクロさせてゲームの追体験をしながら聴いている。なのでゲームのイメージを大きく損なわないように演奏するのが多いと思うんです。そしてそれはそれで価値がある。
今回の「MOTHER MUSIC REVISITED」のライブは、そういうゲームファンとしての視点はなく(あるにはあったけど幕間のトビーフォックスさんだけだった)、
慶一さんとたなかひろかずさんの創作者としての視点が色濃く反映された、まさに特別な体験でした。ゲームの思い出を懐かしむのではなく、新しく創り出した純粋な音楽だけでの勝負をし、大勝利を収めたステージでした。いっぱい気持ちいい脳内麻薬が出た。すごい一夜だった。
MOTHERの続編は出ないけどMOTHERの新曲はできちゃった。
MOTHER MUSIC REVISITEDの感想でも書いたけど、私は神父や坊さんが説くありがたい説教より、創世神から直接頂ける奇跡の恵みがほしいのだ。
そして今回の実況(という名の叫び)酒井省吾さんにも…同意していただいてしまった…夢かと思いました…
【新曲レベルで作曲者さんしか出力できない極上のクオリティのMOTHER1と2のアレンジが聴けた】
まったく同感でございます。 https://t.co/4Zjcs8jKIq
— 酒井省吾(Shogo Sakai) (@Shogo_Sakai) June 23, 2024
うれしくて うでたてふせ ボク。
【1部】
一言でいうならたなかひろかずさんじゃない、これはChip Tanakaさんの新曲だわ。。。
25分間があっという間に過ぎてしまいました。
何度も同じこと書くんですけど、作った人が再出力するとやっぱ違うよ~生産者の味がするんだよ。わたし、これが聴きたかった!!!!!
もうネットの海に流れているMOTHER2のアレンジ曲とかきけなくなってしまうクオリティ。耳が肥えてしまった。。。
MOTHERの様々なBGMが濁流のごとく流れていくんですが、曲の流れが的確かつ、整然としているのでスルスルっと聴けてしまう。聴いていて全く飽きない。物凄い体験でした。
またVJさんによる映像もすごいんだ…PSI発動した時のエフェクトや、作中のセリフがびゅんびゅん効果的に流れて、まさに見る麻薬です。あの。。。本当にブルーレイディスクとかで売ってくださいませんか…
行き場のないChip Tanakaさんの曲へお金を出したい気持ちがあふれてしまったので、7月に発売されたCDを購入してしまいました↓
【2部】
まず思ったのが「たなかひろかずさんのこと、ひろかっちゃんってほんとに言ってるんだあ…」でした。色んな文献でちらほら文字に残っていたのですが、声で聴くとやっぱ違いますね…
そして慶一さん。体調崩されていたようですがお元気そうでとってもほっといたしました。聞いてて癒されるお声とお話…
お話の中で、たなかひろかずさんが2の効果音の気持ちよさについて語っていたのですが、確かに、MOTHER2の効果音って本当に滑らか。
SFCのゲーム、そこそこやったよなあと思い出しているんですが、MOTHER2が一番効果音が気持ちよかったゲームだと改めて確信しました。GBAの移植遊んだ時、なんか違うな?ってなった理由、意外と効果音にあるかもしれんなあと気づきがありました。前述した1部のChip Tanakaさんの演奏にもつながるんですが、効果音だけで気持ちいい音楽になるんですよね。。。いや、それはたなかひろかずさんご本人が演奏されたから、ってのもあるんでしょうが。
そして本当に驚いたのが酒井省吾さんのサプライズ参加。3制作時の貴重なお話がたくさん聞けて本当に良かった。
私は音楽について詳しくないが、今回のライブで酒井省吾さんがクラシック出身であることを知り、『MOTHER3』と『MOTHER1・2』の違いがなんとなく腑に落ちました。だからこそパッションさん(さま)みたいな敵キャラも3に出せたんだろうな
そして『MOTHER3』の曲も今回のライブのように1+2+3合同でやってほしい…という気持ちもあるが、実際には難しいのかな~と。なぜなら『MOTHER1・2』はロックで、『MOTHER3』はクラシックだから。いやでも、これらの融合、聴いてみたくある…
【3部】
これ実質MOTHER MUSIC REVISITEDのライブじゃ~~~~~ん!!!!!!CDからさらに色んな音が追加されてやば~~~!!!
アルバムCDが究極の完成形だと思っていたのに、さらに進化しちゃった…!!!!!と、そんな驚きと感動が詰まった、事前の期待を遥か上に超えるものでした。
鈴木慶一さんの上質な洋酒のような、とろっとしたギター音にうっとり。慶一さんのギターは、まるで時間を忘れさせるかのように耳に心地よく響きました。そして、澤部渡さんの歌声は、慶一さんとの相性がピッタリで、ムーンライダーズの時からそう思っていましたが、改めてその素晴らしさを感じました。
ビーナス!こと坂本美雨さんは、子供が「しなぷしゅ」の歌でお世話になっており、彼女の声には親しみがあります。前回のMOTHERライブでも「WISDOOM OF THE WORLD」を歌われましたが、今回は「MOTHER MUSIC REVISITED」バージョンでの登場でした。彼女の歌声を聴いていると、ムーンライダーズの「ニットキャップマン」での矢野顕子さんのボーカルを思い出しました。これはおそらく、坂本美雨さんが矢野顕子さんの娘であることも関係しているのかも。渋~い絵に彩度の高い色が追加されたあの感じは、本当に「◆すてきだった。」
FLYING MAN
これ!!!!!!!この感想で
「ゲームの中では作らなかった曲だけれども、どうしても作りたくなるキャラクターで作った曲」
というお答えを慶一さんから演奏前にさらっと頂きました。奇跡か?????
またその曲を作られた理由もアーティストとしての慶一さんの創造性と情熱を反映している…と感極まってしまいました。
演奏も力強すぎて生きるパワーを貰ってしまった。本当にすごかった。
MAGICANT
慶一さんの口笛が本当によい。ムーンライダーズの腐った林檎を食う水夫の歌みたいだ。2部の対談で、自転車の曲が好きだとおっしゃられていたが、口笛の使い方、すごいなあ…
Threek
これはゲームのイメージそのままって演奏だったのですが、クオリティがものすごくって…ゲームの曲が蛹ならば、今回のライブでは蝶になった、曲が完成した!とわくわくしてしまった。
GYIYG
白眉ですね。ぎゅわわわッと心に来るどろっとした音楽。トリップ感。これ新曲じゃん!MOTHERの新曲じゃん!新曲じゃんこれ~~~~~~~もう!と聞いているあいだは興奮し、心臓バクバクさせて唸っていました。聴いている私の周りの空気がびりびりと震えているかと錯覚してしまった。不快感だけの音なのにものすごく気持ちいんだ、なんでだろう。ギーグだね…慶一さんとたなかひろかずさんの良さが一番出てしかも融合しちゃった曲でした。この演奏だけMOTHERという枠組みから外れて突出していたと感じてます。いや本当にもう一度聞きたいからCDとかBlu-ray出して…
SMILES and TEARS(アンコール)
イントロでゲーム内の「おとのいし」の音が入ってて「ぎゃあ!」ってもう心臓わしづかみに。Keiichi Suzuki:Music for Films and Games/Original Soundtracksでやくしまるえつこさんが歌ったり、昔配信したほぼ日MOTHERライブでも演奏してくださったことがありますが、やっぱ何度聞いてもいい!よい!
音楽は別の世界に連れて行ってくれる体験なんだとあらためて実感。
おわりに
このライブを通じて、『MOTHER2』の音楽がどれだけ特別なものであるかを再確認しました。
あえてワガママいうならば、2の音楽もっとやってほしかった~~~!
具体的にはオネット。100%私の好みですが!トランペットの美しさがSUZUKI白書の「サラダボウルの中の二人」の美しさと似ていて好きなんだ…
あと慶一さんの言葉選びによる歌詞がすきなんですよ。2部のトークでたなかひろかずさんの演奏の映像のことを「言葉が飛び散る」ってさらっと表現されていたのに唸ったんですが。慶一さんは簡単な言葉で心の奥底にグサッと刺さる歌詞を書かれる。音楽だけでなくことばの才能もあるパーフェクトアーティストなので…なので、MOTHER2の歌詞がない曲も慶一さんと糸井さんが歌詞書いてMOTHERのおんがく2とかMOTHER2 MUSIC REVISITEDとか出していただけませんか…SUZUKI白書のWords,Colors,Noises,Boomsとかありますし…私慶一さんの紡ぐ歌詞も大好きなんすよ。。。(二回目)
もっと多くの人にこの素晴らしい音楽を届けてほしいと願わずにはいられません。
なので、、、なのできちんとソフト化して売ってください!!!!!!!!!!!任天堂株主総会でもそういう音楽のIP活用を株主から提案されてたし、いつでも聞けるようにしてほしいいいい!!!!!!!!!!!!!!!もうこの宣伝ツイートの一部ピックアップでしか聴けないの嫌だ!!!
#MOTHERのおんがく
見逃し配信は7月7日まで!
今週末で終わりです。
残念だけど、日曜日まで。【チケットは7月7日18時まで】
購入することができます。REMIXとトークとLIVEの全3部構成、
『MOTHER』のおんがくでいっぱいの
2時間をぜひ体験してください!https://t.co/1iRPf8LcZV pic.twitter.com/EsYW87iH5j— ほぼ日MOTHERプロジェクト (@hobonichimother) July 6, 2024
あと、やっぱり人によって環境も違うんで、高音質で聴きたいっていうのもあります。
配信期限ギリギリまで毎日、有線接続して視聴してたのですが、それでも毎回どこかしらブツブツ切れたりノイズ入ったりしたので…悲しい。
あと、前回の慶一さん ミュージシャン生活50周年記念MOTHERライブも売って…
このライブをきっかけに今後も多くのMOTHERファンに愛され続け、さらに進化していくことを期待しています。音楽の奇跡を体感できたこの経験を、心から感謝しています。
例によって例のごとく、言葉では言い表せきれない気持ちを絵にしました。
久しぶりに力を入れたのですんごい描くのに時間がかかってしまった…
その割には慶一さんのギターとかChip Tanakaさんの機材とか、知識がないのもあって概念的な描写になっている…。これが私の限界です。