MOTHERのおんがく の感想

MOTHER MUSIC REVISITEDのCDでやばいやばい私の望みがかなってしまったと感激していたのですが⇒


まさかの2のライブ開催が嬉しすぎました。奇跡。ゲームでいうならDLC。
関連して慶一さんへのインタビューやらグッズやら展開されたのでHAPPYHAPPY!

今回のイベントはプロもレポート書いてるし、自分含めてSNSで感想はつづられているが、やはり自分なりに書き出さねばと思いここにつらつら残しておきます。

インタビュー

ムーンライダーズの音楽は、
勝手に流れてきたら不快だと思う人がいるだろう、
くらいの気持ちでつくってるからね。

でおほほhっほwwwってなってしまいました。そんな不快かもしれない音楽が…好きな人もいるんですよ…!
ただ、「みんなに受け入れやすい音楽とそうでない音楽があり、狙って作るかどうかの違いがある」という話ですからね。ライダーズの曲はそうではない側、というわけで。
ちょうどこの話が公開されたとき、ちいかわのパジャマパーティーズがヒット作以外ウケない…みたいな話を公開していて、個人的になんかシンクロしてしまいました。


ムーンライダーズの音楽は暗号で聴くには解読表が必要、と過去に発言されたこともあるそうですが、
その暗号を「わあ~素敵な模様~!」って言ってバカなりに雰囲気で感じて気に入っているリスナーもここにいるので!
なんならMOTHER MUSIC REVISITEDを子守歌にしたわが子、ムーンライダーズの曲も口ずさむように教育しましたからね!スペースエイジのバラッドはソラで歌えますからね!
長生きしてください。好きです…ムーンライダーズもMOTHERも!

グッズ

もちろんお高いほうのバックステージパスも買った。


名前も最後に流していただいた!


そしてみてくださいこのギターピック、私はギターを弾けないのに(というか演奏できる楽器が皆無)買いました。
MOTHER2と鈴木慶一さんを絡ませた概念としてのグッズとしてゲットです。貴重。あと他にあるのは、ほぼ日とコラボしたTOKYO7の特設サイトくらいじゃないか…?
ほんでもって、デザインがサマーズの船酔い船長なのやばすぎる…だってこれさああ!つまりこれでしょ!?!?!ヘイト船長!!!!!!

ソロアルバム以外にも、慶一さんはご自身の曲でよくご自分を船員さんに例えていらっしゃるし
MOTHERの曲も流したムジカ・ピッコリーノのリヒャルト船長もそうだし!
グッズと音楽の融合だよ。。。
ちなみに個人的には慶一さんご本人の外観は どっちかちゅうとフォーサイドのモノトリーさんに似てると思っています。(そんなこと言ったら一番似ているのは1万円札になった渋沢栄一だな…)

ライブ全体について

ファン目線ではなく、創作者目線で開催されたのが一番よかった。ノックアウトされた。 創造の源泉に触れた奇跡のライブ。
MOTHERシリーズの音楽は、その独特な魅力で世界中のファンを魅了してきたわけです。プロアマ問わず演奏されていて。いっぱい二次創作もされていて。
昨今主流となった、多くのゲームミュージックライブやコンサートって、聴いているお客さんが、自分がゲームを遊んだ時の思い出をシンクロさせてゲームの追体験をしながら聴いている。なのでゲームのイメージを大きく損なわないように演奏するのが多いと思うんです。そしてそれはそれで価値がある。
今回の「MOTHER MUSIC REVISITED」のライブは、そういうゲームファンとしての視点はなく(あるにはあったけど幕間のトビーフォックスさんだけだった)、
慶一さんとたなかひろかずさんの創作者としての視点が色濃く反映された、まさに特別な体験でした。ゲームの思い出を懐かしむのではなく、新しく創り出した純粋な音楽だけでの勝負をし、大勝利を収めたステージでした。いっぱい気持ちいい脳内麻薬が出た。すごい一夜だった。
MOTHERの続編は出ないけどMOTHERの新曲はできちゃった。
MOTHER MUSIC REVISITEDの感想でも書いたけど、私は神父や坊さんが説くありがたい説教より、創世神から直接頂ける奇跡の恵みがほしいのだ。

そして今回の実況(という名の叫び)酒井省吾さんにも…同意していただいてしまった…夢かと思いました…


うれしくて うでたてふせ ボク。

【1部】

一言でいうならたなかひろかずさんじゃない、これはChip Tanakaさんの新曲だわ。。。
25分間があっという間に過ぎてしまいました。
何度も同じこと書くんですけど、作った人が再出力するとやっぱ違うよ~生産者の味がするんだよ。わたし、これが聴きたかった!!!!!
もうネットの海に流れているMOTHER2のアレンジ曲とかきけなくなってしまうクオリティ。耳が肥えてしまった。。。
MOTHERの様々なBGMが濁流のごとく流れていくんですが、曲の流れが的確かつ、整然としているのでスルスルっと聴けてしまう。聴いていて全く飽きない。物凄い体験でした。
またVJさんによる映像もすごいんだ…PSI発動した時のエフェクトや、作中のセリフがびゅんびゅん効果的に流れて、まさに見る麻薬です。あの。。。本当にブルーレイディスクとかで売ってくださいませんか…
行き場のないChip Tanakaさんの曲へお金を出したい気持ちがあふれてしまったので、7月に発売されたCDを購入してしまいました↓

【2部】

まず思ったのが「たなかひろかずさんのこと、ひろかっちゃんってほんとに言ってるんだあ…」でした。色んな文献でちらほら文字に残っていたのですが、声で聴くとやっぱ違いますね…
そして慶一さん。体調崩されていたようですがお元気そうでとってもほっといたしました。聞いてて癒されるお声とお話…

お話の中で、たなかひろかずさんが2の効果音の気持ちよさについて語っていたのですが、確かに、MOTHER2の効果音って本当に滑らか。
SFCのゲーム、そこそこやったよなあと思い出しているんですが、MOTHER2が一番効果音が気持ちよかったゲームだと改めて確信しました。GBAの移植遊んだ時、なんか違うな?ってなった理由、意外と効果音にあるかもしれんなあと気づきがありました。前述した1部のChip Tanakaさんの演奏にもつながるんですが、効果音だけで気持ちいい音楽になるんですよね。。。いや、それはたなかひろかずさんご本人が演奏されたから、ってのもあるんでしょうが。

そして本当に驚いたのが酒井省吾さんのサプライズ参加。3制作時の貴重なお話がたくさん聞けて本当に良かった。
私は音楽について詳しくないが、今回のライブで酒井省吾さんがクラシック出身であることを知り、『MOTHER3』と『MOTHER1・2』の違いがなんとなく腑に落ちました。だからこそパッションさん(さま)みたいな敵キャラも3に出せたんだろうな
そして『MOTHER3』の曲も今回のライブのように1+2+3合同でやってほしい…という気持ちもあるが、実際には難しいのかな~と。なぜなら『MOTHER1・2』はロックで、『MOTHER3』はクラシックだから。いやでも、これらの融合、聴いてみたくある…

【3部】

これ実質MOTHER MUSIC REVISITEDのライブじゃ~~~~~ん!!!!!!CDからさらに色んな音が追加されてやば~~~!!!
アルバムCDが究極の完成形だと思っていたのに、さらに進化しちゃった…!!!!!と、そんな驚きと感動が詰まった、事前の期待を遥か上に超えるものでした。

鈴木慶一さんの上質な洋酒のような、とろっとしたギター音にうっとり。慶一さんのギターは、まるで時間を忘れさせるかのように耳に心地よく響きました。そして、澤部渡さんの歌声は、慶一さんとの相性がピッタリで、ムーンライダーズの時からそう思っていましたが、改めてその素晴らしさを感じました。

ビーナス!こと坂本美雨さんは、子供が「しなぷしゅ」の歌でお世話になっており、彼女の声には親しみがあります。前回のMOTHERライブでも「WISDOOM OF THE WORLD」を歌われましたが、今回は「MOTHER MUSIC REVISITED」バージョンでの登場でした。彼女の歌声を聴いていると、ムーンライダーズの「ニットキャップマン」での矢野顕子さんのボーカルを思い出しました。これはおそらく、坂本美雨さんが矢野顕子さんの娘であることも関係しているのかも。渋~い絵に彩度の高い色が追加されたあの感じは、本当に「◆すてきだった。」

FLYING MAN
これ!!!!!!!この感想で

「フライングマンの曲、ゲームで使われなかった理由がいつか明かされる時が来るのかしら」なんて書いていたらさあ…

「ゲームの中では作らなかった曲だけれども、どうしても作りたくなるキャラクターで作った曲」

というお答えを慶一さんから演奏前にさらっと頂きました。奇跡か?????
またその曲を作られた理由もアーティストとしての慶一さんの創造性と情熱を反映している…と感極まってしまいました。
演奏も力強すぎて生きるパワーを貰ってしまった。本当にすごかった。

MAGICANT
慶一さんの口笛が本当によい。ムーンライダーズの腐った林檎を食う水夫の歌みたいだ。2部の対談で、自転車の曲が好きだとおっしゃられていたが、口笛の使い方、すごいなあ…

Threek
これはゲームのイメージそのままって演奏だったのですが、クオリティがものすごくって…ゲームの曲が蛹ならば、今回のライブでは蝶になった、曲が完成した!とわくわくしてしまった。

GYIYG
白眉ですね。ぎゅわわわッと心に来るどろっとした音楽。トリップ感。これ新曲じゃん!MOTHERの新曲じゃん!新曲じゃんこれ~~~~~~~もう!と聞いているあいだは興奮し、心臓バクバクさせて唸っていました。聴いている私の周りの空気がびりびりと震えているかと錯覚してしまった。不快感だけの音なのにものすごく気持ちいんだ、なんでだろう。ギーグだね…慶一さんとたなかひろかずさんの良さが一番出てしかも融合しちゃった曲でした。この演奏だけMOTHERという枠組みから外れて突出していたと感じてます。いや本当にもう一度聞きたいからCDとかBlu-ray出して…

SMILES and TEARS(アンコール)
イントロでゲーム内の「おとのいし」の音が入ってて「ぎゃあ!」ってもう心臓わしづかみに。Keiichi Suzuki:Music for Films and Games/Original Soundtracksでやくしまるえつこさんが歌ったり、昔配信したほぼ日MOTHERライブでも演奏してくださったことがありますが、やっぱ何度聞いてもいい!よい!

音楽は別の世界に連れて行ってくれる体験なんだとあらためて実感。

おわりに

このライブを通じて、『MOTHER2』の音楽がどれだけ特別なものであるかを再確認しました。
あえてワガママいうならば、2の音楽もっとやってほしかった~~~!
具体的にはオネット。100%私の好みですが!トランペットの美しさがSUZUKI白書の「サラダボウルの中の二人」の美しさと似ていて好きなんだ…
あと慶一さんの言葉選びによる歌詞がすきなんですよ。2部のトークでたなかひろかずさんの演奏の映像のことを「言葉が飛び散る」ってさらっと表現されていたのに唸ったんですが。慶一さんは簡単な言葉で心の奥底にグサッと刺さる歌詞を書かれる。音楽だけでなくことばの才能もあるパーフェクトアーティストなので…なので、MOTHER2の歌詞がない曲も慶一さんと糸井さんが歌詞書いてMOTHERのおんがく2とかMOTHER2 MUSIC REVISITEDとか出していただけませんか…SUZUKI白書のWords,Colors,Noises,Boomsとかありますし…私慶一さんの紡ぐ歌詞も大好きなんすよ。。。(二回目)

もっと多くの人にこの素晴らしい音楽を届けてほしいと願わずにはいられません。
なので、、、なのできちんとソフト化して売ってください!!!!!!!!!!!任天堂株主総会でもそういう音楽のIP活用を株主から提案されてたし、いつでも聞けるようにしてほしいいいい!!!!!!!!!!!!!!!もうこの宣伝ツイートの一部ピックアップでしか聴けないの嫌だ!!!


あと、やっぱり人によって環境も違うんで、高音質で聴きたいっていうのもあります。
配信期限ギリギリまで毎日、有線接続して視聴してたのですが、それでも毎回どこかしらブツブツ切れたりノイズ入ったりしたので…悲しい。
あと、前回の慶一さん ミュージシャン生活50周年記念MOTHERライブも売って…

このライブをきっかけに今後も多くのMOTHERファンに愛され続け、さらに進化していくことを期待しています。音楽の奇跡を体感できたこの経験を、心から感謝しています。

例によって例のごとく、言葉では言い表せきれない気持ちを絵にしました。

久しぶりに力を入れたのですんごい描くのに時間がかかってしまった…
その割には慶一さんのギターとかChip Tanakaさんの機材とか、知識がないのもあって概念的な描写になっている…。これが私の限界です。

押してくれたらめっちゃ嬉しい

MOTHER MUSIC REVISITED の感想を書いて描いた

聴いたか!?!?!?このMOTHER史上最高のアルバム!?!?!?!!?私は発売日から今までずっと聞いてる!!!!!!
音楽にはすげえ疎い私なんだけど、このアルバムは今まで聞いてきた中で一番素晴らしい1枚だと思っています。
そのため感情が体内で渦巻き発売から2年以上経った今でもうまくまとまらない
…のだがやはりこのなんらかの形で感情を形にして吐き出さないといけないと思ったので、今更ですが拙いながら吐き出してみたいと思います。
鈴木慶一さん50周年記念ライブの時にも書いたんですが、とにかくMOTHERがきっかけで私は鈴木慶一さん及びムーンライダーズのファンになったのです。私はこの CD を聞くために生きてきたのではないかと錯覚するぐらい大変なものでした。

自分語りをします。(シンエヴァンゲリオンが公開されたときみんな自分語り感想文を書いていたのが印象に残っているんですが、私にとってこのCDはシンエヴァンゲリオンなのだ…)
初代スマブラがきっかけでMOTHER2を実機で遊び、公式攻略本を読み。
公式攻略本に記載されていた慶一さんの「ランマの曲は気に入ったので自分の作品にも使った」という意味の一文がすごく気になったんです。で後日そのCDが「SUZUKI 白書」であると突き止めて手に入れ、それはもう聴き入りました。

※とりあえず視聴ができるサイトのリンク


お目当てのランマのテーマがもとになった曲が「WORDS,COLOURS,NOISES,AND BOOMS」なのですが、それ以外の曲も本当に素晴らしいものですっかり慶一さんの作品の虜になりました。それからはもう慶一さんの曲、ムーンライダーズの曲を聴き漁り、「好きな音楽=鈴木慶一さんが作られる曲」てなかんじで耳の基準が生成されたんですね。
思春期特有の心が不安定な時も、就職活動でまいってしまったときも、趣味で続けてるはずのお絵かきで詰まったときも、
いつだって慶一さんの作った曲を聴いて元気を勝手にいただいていたんです。もう私の人生と一緒なんですよ。
で、今回このアルバムが発表されたとき私の妄想なんじゃないかと現実を疑ったくらいでした。
好きな音楽を作った好きなミュージシャンがアレンジした好きな曲。こんなの聴けるのは石油王が膨大なお金を出さないと実現しないのでは?でもたった円盤1枚のお金で私のような庶民でも実現してしまった…。

ちなみにこのCDの発売前にライブ行った時の感想


ライブも本当に素晴らしいものでしたが、このアルバムはさらに慶一さんの個性が爆発していて、聞いた瞬間ノックアウトされました。
前作アルバムがMOTHERのパッケージのようにキラキラ金色に煌めく豪華絢爛なものならば、このアルバムはMOTHERのタイトル画面のように黒い画面の上にすーっと涼しげな光で描いたような音楽でした。どんだけ楽しげな曲でもずっと後ろに不安や悲しみがうっすらと感じられる慶一さんの曲が好きなんですが、まさにこのアルバムはそれでした。好きなところしかねえ!!!!夢か!?!?!?こんなに理想の音楽があっていいのか????

POLLYANNA (I BELIEVE IN YOU)

まずイントロから心わしづかみでした。ああ、MOTHERライブで慶一さんが登場されたときこの曲が流れていたのか…と欠けたパズルのピースがはまった感覚。歌詞カードを読むと前作アルバムと歌詞が一部分だけ変わっていましたが、英語に詳しくないのでどんなニュアンスに変わったのかがわからなくてとても悔しいです。変えた理由はわからないですが慶一さんとして何か思うことがあったのでしょうか…。

BEIN’ FRIENDS

友達に出会った喜びとこれから起こる出来事に期待が膨らんでワクワクな曲が、歌詞もメロディも変えずに酸いも甘いもかみ分けた、辛いことも楽しいこともあるよね?な大人の友情の歌に代わるの最高!!!まるでワインがブランデーに変わったようだ。
ぐるぐるとねじれていくような雰囲気で、コミュ障な私は友人とのいざこざを思い出してBADなトリップをします。逆説的に友達の大切さがわかる感じ。

THE PARADISE LINE

BEIN’ FRIENDSで暗く沈み気味だった気分を一気にぶちあげちゃう。渋くてノリノリ最高なロック!ちょっととぼけた感じもまたカッコいい。かっこよすぎる!聞いていると電車が軽快に青空の下で線路を走っていく風景が目に見える!
そして電車そのもののCMソングにも聞こえる。慶一さんは何曲もCMソングを作ってこられた方だからか。贅沢品…。

WISDOM OF THE WORLD

この曲はもう真っ暗過ぎて好き。前作はクイーンマリーの悲しみと威厳だけどこれはその後ろにうごめくギーグ。悲哀も前作以上。ムーンライダーズの鬱曲もそうなんだけど、聞いていると感情の渦に巻き込まれて落っこちていく感覚になるのが好きでたまらん。最後にちょっと希望が見えるように曲が終わるのがまたグッときます。

FLYING MAN

前作アルバムでも後半部分は慶一さんが歌っていらしたけど、このアルバムだと全部歌ってくれてうれしい~~。ムーンライダーズが大好きになってから前作アルバムを聴いて「あ!これは慶一さんが歌っている!」ってわかるようになった時はとても嬉しかったのですが、「将来、慶一さんが全部歌ってるアルバムが発売されるぞ」と当時の自分に伝えてあげたいです。
前作アルバムの時から不思議に思っていたのですが、この曲初代MOTHERのゲーム中には使用されていない曲なんですよね。MOTHER2ではアルバム曲がそのままのアレンジで使用されているんですが。
何故曲だけ発表になったのか長年疑問に思っていました。フライングマン用に曲を作られたけど、慶一さんらがいう「お金」がなかったから実装されず、曲だけアルバムに収録したのかな?と妄想しています…
今回のアルバム発売で何かしらその理由が発表されるかどうか期待していたのですが、ミュージックマガジンのインタビューや各ラジオ番組を聞いてみても特に見つけられませんでした。
(さすがに初代MOTHER実機発売当時に解説されているのなら、私も生まれていないのでもう調べるのは難しいのですが…)
いつか語られる日が来るんでしょうか。

【2025年2月19日 追記】
と思ってたら、翌年開催されたライブで理由を明かしてくださいました。神様仏様、鈴木慶一様!感謝…!

ALL THAT I NEEDED (WAS YOU)

今作で一番「夢が叶った」曲です。
この曲、The Lost SUZUKI Tapes Vol.2 というアルバムにて、慶一さんが歌われている前作アルバムのデモ版が収録されているんです。
本来の少年合唱団が歌う前作アルバムバージョンもとても魅力的ではあるんですが、慶一さんのセクシーで激渋な歌声のものを聴くたびに「あ~~~~全曲慶一さんが歌うMOTHERアルバム出ないかな~~~~~」なんて思っていたんです。なんだったらライブに行く前夜にも予習で聴いてた。まあ実際に出ちゃったんだが。夢がかなってしまったんだが。
で、この曲、そのデモテープの歌声も全面的に使われているんですよこれ
まさかまさかと思って聞いた自分でも自信がなかったんですが、音楽専門家がレビュー記事で言ってたから間違いない。


ああああ~~~デモテープがついに完成したんだ。と感動して震えました。この曲を聴くときは、そのあとにThe Lost SUZUKI Tapes Vol.2 のバージョンを流すプレイリストを作成して毎回比較して聴いてます。
※とりあえず視聴ができるサイトのリンク…

このアルバム、田中宏和さんが作曲されたものは、慶一さん以外のゲストの方がアレンジされているんですが、個人的白眉は佐藤優介さんが手がけたFALLIN’ LOVE, AND

佐藤さんは前作アルバムをリスペクトしつつ、ゲーム中のニンテンとアナがダンスとして昇華するしかなかった、もどかしく美しい思春期の気持ちが表れていて。ティーンエージャーの切なさ儚さが音楽になったようです。しかも「I miss you」入れるの「わかってる」「さすが」としか思えませんよ。だってMOTHERファンはこのセリフ、MOTHER2のSmiles and tearsで使用された慶一さんのお声だって知ってるもん。
音楽に疎い私でも、MOTHERも、慶一さんへも両者へのリスペクトがビジバシわかる素晴らしい一曲でした。
さすがライブでこっそり2のエイトメロディーズを入れた方…。

EIGHT MELODIES

慶一さんもお気に入りだというこの曲。とにもかくにもうれしいのはゲームのメロディーで歌ってくださったこと!!!!
8つめのメロディー、初代のアルバムだとちょこっとメロディを変えて歌っているんですが、
こちらのアルバムはゲーム通りにも歌ってくださっている。慶一さんのファンサービスがありがたい。そして実際素晴らしい。
前作アルバムは讃美歌だったけど、慶一さんが歌うとマジカントの孤独のギター弾きの男になるんだな…と思いました。
威厳がなくなったかというとそうではなく、この曲の持つ魔力的な力はそのままに、生命力溢れる力強い曲に。
母というか親から子供への慈しみに満ちた強烈な曲ですよね。耳が溶けそうなくらい好きです。

最後に究極の自分語り感想を書きます。
このアルバムが発売した前後で、新しい命を授かったリアル「マザー」になりました。そして念願の「自分の子供にエイトメロディーズを子守歌とする」ことを達成しました。胎教としてこの CDも聞かせていたのですが、EIGHT MELODIESを流してる時だけ胎動が激しかった記憶が。
出産後は昼夜問わずの赤子の世話により、寝不足で産後うつ病一歩手前状態にになったのですが、このアルバムを聴いて世話をし自分という存在を維持することができました。誇張表現ではなく、聴いていて涙があふれて止まらなかったです。
大人も子供もおねーさんの時もMOTHERと慶一さんの曲に人生を助けてもらっています。感謝の気持ちしかありません。
MOTHER2の曲もReviseted…してくれないかな~~~。
わたしはやくしまるえつこさんではなく、慶一さんが歌うSmiles and tearsを音源化してほしくてたまらない…

例によって例のごとく、冒頭の絵は言葉では語れない感情をこめて描きました。
数か月かかったけど、久しぶりに青春時代思い出しながら描けて楽しかったです。

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MOTHER(鈴木慶一 ミュージシャン生活50周年記念)ライヴに行ってきました


11月28日夜の部に行ってきました。
このライブチケットが取れたときからライブ当日まで絶対に(このご時世なので)体調を崩さないように
早寝早起き極力自宅にいて(仕事もテレワークしてました)運動もリングフィットやってと本気に命を懸けてました

そもそもMOTHERがきっかけで鈴木慶一さんの曲を聴いた結果、当時思春期だった自分に深く刺さり
結果的に大ファンになり、2桁年数ずっと聞き続けているミュージシャンです。
ただ、鈴木慶一さんのことを知れば知るほどすごい人で、
さらにすごい数の作品に携わり、必然的にものすごい数の曲を生み出している方なんですよね
ご自身もいろんなバンドやソロ活動に積極的な方でたくさんアルバムだしてらっしゃるし
ソロの「ヘイト船長とラヴ航海士」ではレコード大賞優秀アルバム賞とってらっしゃるし

(↓余談だけどこのアルバムの「白い浮標」はめっちゃMOTHERしてると思ってるので聞いてほしい)

北野武監督の座頭市やアウトレイジの曲作って賞とってらしたりとたくさんの仕事されてるわけで
だもんでMOTHERの曲をあらためて再度演奏してくださるのは夢のまた夢だったわけです。

でも6年前以下のインタビュー記事で

『MOTHER』で作った音楽をセルフカバーしてみたいなと、さっき思いましたね(笑)。いつになるかわからないけど。

っておっしゃられた以来、実現するのを誇張なしにずっと夢見て待っていたんですよね
ライブが発表された際、嬉しくて地球がひっくり返るかと思ったくらい衝撃的でした。
まさか本当に、しかもご自身のミュージシャン50周年記念という大切なイベントでやってくださるとは…
こんなにも慶一さんがMOTHERの曲を大切に思ってくださってたのがたまらなく嬉しかった。
ライブ前日は緊張してなかなか眠れなかったし、会場着くまでは緊張しすぎて吐きそうになってました。

で、ライブから帰って一晩経った今なんかこう、生きる執着というかそういったものがすっと取れてしまいました
自分でも思っていた以上に叶わぬ夢でなおかつ心の支えだと思っていたんだな…と自分でも驚いてます
慶一さんはご自身でMOTHERの曲を歌って演奏してライブするのを「死ぬまでにやれシリーズ」に入れていると仰られてたんですけども
私も「慶一さんが演奏するMOTHERのライブ」は死ぬまでに生で聞きたいライブだったんですよね


ライブ自体はオリジナルサウンドトラックの順番に演奏されたんですが

CDが擦り切れるほどこのアルバムを聴いてきた自分としては
いかに変わったか、進化したかがよりはっきりとわかって感激でした。
慶一さん音楽生活50周年という事で、近年慶一さんとご一緒に音楽活動に関わって来られた方が
一曲一曲ボーカルを担当されていたのですが、それがまたそれぞれの曲にピッタリ合う方なんだな…
慶一さんがボーカルを紹介するときも、いつどこで出会った人なのか、どんなエピソードがあるのかを紹介してて慶一さんの人脈のすごさを改めて実感したり。
(田中宏和さんの時にはMOTHER開発中の話もしてくださった…一緒にサッカーや野球やったとかおそろいのサッカーユニフォーム買ったとかほほえましいエピソードも…)
ニュー・トーキョー・マザーズのメンバーの方は全くゲームをされない方とマザー原作のファンの方両方いらっしゃったのがとても良かったと思います。
純粋にマザーの音楽そのものに思い入れを込めた上に、ゲームの思い出をエッセンスとして加えたアレンジは
ただのゲームミュージックライブより1段階上の音楽空間を味わえたと強く感じます。
BEIN’ FRIENDSのボーカル担当されたHANAさんのとろけるような歌声と慶一さんの朗々とした歌声のハーモニーがお気に入りです。
慶一さんやニュー・トーキョー・マザーズのみなさんがニコニコ楽しんで演奏されていたのを見てこちらも楽しくなりました。
やっぱ体全身で聴く生の音楽って素晴らしくて、あの場所で最高の環境で聴けて本当に良かったです。幸運に恵まれた。

ライブ中に来年1月27日に発売する、ご自身が歌われるMOTHERリアレンジアルバムを発表されてこれまた大感激しました。


アンコールではこのセルフカバーアルバムのエイトメロディーズをさらにアレンジ(!)した「EIGHT MELODIES revisited」を演奏されたのですが
こんなの…実質MOTHERの続編じゃないですか。慶一さんの音楽として生まれ変わった正に「再来訪」の曲!
鈴木慶一さん節120%のアレンジ!音の洪水!なのに不快感が全くない!しっかりエイトメロディーズ!
俺こういうアレンジ曲ムーンライダーズでいっぱい聴いた!最高!
しかもMOTHER2のスマイルズアンドティアーズをさりげなく混ぜるという贅沢なオマケ付き!
佐藤さん、慶一さんありがとうございました。MOTHERファンとしても泣けました。

配信(こっちもチケット買って翌日見た)ではわかりにくかったのですが
この曲を演奏した時は後ろのカーテンがバッと開いて六本木ヒルズのきらびやかな夜景とともに演奏されて
現実と非現実の境目がわからなくなるような実に奇妙な体験でした。これも音源化してくれ…

ゲームミュージックは聞きながら脳内に思い浮かべるのはそのゲームプレイ時に苦労した、感動したことが多いのですが
自分の中ではマザーオリジナルサウンドトラックは、ゲームアレンジミュージックというより慶一さんに出会った作品としての位置づけで。
過去、慶一さんとしてもマザーオリジナルサウンドトラックは当時休止中だったムーンライダーズが活動再開されるきっかけとなったと仰られてます
なので下手にオーケストラコンサートとして開催されたりとかせず、こうやって慶一さんの手元にマザーの音楽が還り、純度100%慶一さんの曲として生まれ変わったマザーの音楽を生で聴くことができて本当に本当に幸せです。
MOTHERの曲は音楽の教科書にも載ったり、それこそ世界中のファンがアレンジや演奏してるんですが
今回生みの親の元に還り、生みの親によって新しく生まれ変わったMOTHERの曲を聴くことができて本当に良かったです。
おかえりなさい!ずっとこの日をまっていました!という気持ちでいっぱいのライブでした。
あれな言い方ですがやっぱ二次創作より原作者のリメイクのほうが嬉しいに決まってるやろ!!
ライブの最後、慶一さんより「次は60周年記念でお会いしましょう」と言ってくださって感動と尊敬の嵐でした。60周年も、ぜったい行って聞くぞ…
とにかく来年の1月27日が楽しみで仕方ないです。あとムーンライダーズの新譜も!
鈴木慶一さんいつまでもお元気で、これからも素晴らしい音楽を作っていてください。


というワケで言葉にできない気持ちを絵にして吐き出しました。

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MOTHER30周年


30周年おめでとうございます。

公式ガイドブックでニンテンがPSIでスプーン曲げた時の
「なんて、ばかぢから!」ってニンテンママの感想好きなんですよね

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シリーズメインキャラ(1,2,3)

ニンテン「◆きねんに じげんスリップで みんなに マザーズデイに きてもらったよ」
25周年おめでとうで描いた絵。一番大好きなRPGシリーズです。
音楽はMOTHERがきっかけでムーンライダーズが好きになり(3のニットキャップマンズカーはうれしかったなぁ)、
ストーリーモデルのタリスマンを読んで海外児童小説にはまり、
糸井さんの「情熱のペンギンごはん」をいたいけな未成年のうちに読んでしまい、成人してからの性癖に多大な影響を受けてるので、
MOTHERシリーズからずいぶん人格形成されてると思っています。これからも大好きなシリーズです。

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WiiU配信の時に描いた絵


30円で配信してたり、Miiverseに糸井さんが投稿してたりと個人的にはプチ祭りでした。
ちなみに構図は、ムーンライダーズの以下のアルバムから。鈴木慶一さん作曲だし、赤いジャケットだからというこじつけ理由で描いた

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ニンテンとネス、ポーラとアナ比較

pixivでニンテンとネスの描き分けというおもしろそうなイメレスがあったので自分用メモもかねてお借りしました
MOTHERは思い入れがある分、俺アレンジと俺こだわりが強く出てしまいますな

キャラフィギュア準拠で描きました。基本これで二次創作してます。
帽子の天辺の色、靴下の色、靴の色、前髪、瞳、、ボーダーの細さ、リュックサックのあるなし、シャツのズボンの入れ具合が違います
細かいところだとシャツや帽子の色味も二人は微妙に違います(加工でずいぶん区別がつかなくなってますが)

ニンテンその他
多くのニンテン二次創作でバンダナをしてるのは実写版を参考にしているからかと。
あと性格は小説版を参考にしている人も多く見かけますねー。

この二人もフィギュア準拠だと微妙に目の色と髪色と服の色とリボンの色が違います
個人的にポーラはノースリーブ半そで派

ですがあんまりフィギュア準拠に考えるとポーラなんか眉毛ないんか!となってしまうので人それぞれで良いんじゃないかな。

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